
3年前に受講させていただいた真のヨーガ入門を、今また新たに受講しております。
ヨーガの実習にも慣れてきた反面、繊細な意識が疎かになってしまっている様に感じていました。
入門コースで原点に戻り、基本がヨーガの進歩向上の基礎になっていることを、今まさに実感させて頂いてます。
2月1日に開催されたヨーガ入門コースの体験を投稿させて頂きます。
3回目の実習のテーマ「行動する」「行動に反応する」双方の違いとは?
この日も、呼吸と動きを連動させる練習でした。
各自壁に向かい、互いに背を向けて座ります。
動きの指示は、先生の声のみです。
例えば、「息を吸いながら右腕を耳の横に来るまで挙げて、下げる時は息を吐きます。5回繰り返して下さい」といった指示が出ます。
2回目までの実習は、目を開けて壁の一点を凝視して行いました。
動作までは同じですが、今回の実習で異なった点は、目を閉じて行ったことです。
3回目ということで、呼吸と動きの連動にも慣れが出始め、途中で思考が回り始めました。
何回行ったか回数まで見失ってしまい、指示の内容も不確かになり、不安になる感覚がありました。
今回は新たに、立って行う動作もありました。
目を閉じて片足を上げ下げする動作は、身体がグラグラするのが気になり始め、筋肉が疲れたと感じたり、気持ちが動揺していました。
実習後は、実践の体験のシェアをもとに、意識の世界について学んでいきます。
人間は、五官の中でも特に目から取り入れる情報が一番多いと言われます。
それだけに、目に見えるものに対する反応が最も大きいのだそうです。
そうすると、今回目を閉じて行ったことは、目から入る情報が遮断されるのですから、一見集中できそうに思えます。
ところが実際は逆でした。
目を閉じた状態では、内面世界の思考が現れ、集中するどころか動揺した体験をしました。
とくに、立位での動作で動揺したのは、自分の内側からくる思考や感覚にそのまま反応してしまったために、集中力を失い、落ち着かない状態になったのだとわかりました。
確かに、何か行動をすると、それに対して反応し、それに伴う感情に振り回されてしまっている様な気がします。
多くのヨーガスタジオやフィットネスのヨーガクラスでは、ポーズを行う時、「感じてください」とよく言われると思います。
ですが、感じる自分を客観的に観ていないと、ポーズに反応する身体にまた反応しているにすぎず、反応の連鎖になってしまいます。
そうなると、反応が反応を呼んでしまい、ヨーガがもたらす鎮静化を得る効果にまでは至らなくなるようです。
確かに、幼い子供はすぐに反応します。
このようにして、私は真のヨーガ入門を受講させていただき、自分で自分の意識の世界を探究しています。
次回は、自分の内側からやってくる感覚をただ感じる練習をします。
2月、3月も真のヨーガ入門コースが開始されるそうです。
集中力を要するクラスの前や後は、お寺の猫ちゃんたちにほっこりした気分にさせていただいています。
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Miki

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