
ある時、なかなか予定が合わず、ヨーガのレッスンを受けられない日が続きました。
そのタイミングは、自分に受けさせていただく資格が無かったから必然だったのではないかなどと思い込み、根拠のないネガティブ思考を抱えてしまいました。
久しぶりのクラスに参加させていただいた時、身体をほぐし、呼吸を意識し、身体の隅々を診てあげる、そうしたシンプルなことこそが、思考を落ち着かせていくんだなと実感しました。それまでのネガティブ思考はどんどん消極的になっていきます。
思考が和らぐから、身体がリラックスし、胸に空気が入りやすくなるのだと実感しました。
そのレッスンを受けるまで、この悶々とした状態から早く抜け出せないかな~、どうして自分はいつもこうやってネガティブ思考になってしまうんだろう、思い込んでしまうんだろう・・・と頭で模索していた時は、かえって空回りしたり結果を出そうと焦っていただけで、何も変わりませんでした。
数日後、本当は疲れてそのまま寝てしまいたかったけれど、寝る前に丁寧に足の指をほぐしたり、足の裏を叩いたり、マッサージをしながら足をじっと観ていました。この足が、毎日長い距離を歩いたり、走ったり、はたまた座りっぱなしで動かない時も、私を一番底辺で支えてくれているんだな~と、レッスンの時と同じように愛おしく思えてきました。
こうやって自分のことをまず丁寧に診てあげて、「1日頑張ったね」とねぎらい、感謝してみたら、頭で色々考えていたことがどうでもよくなりました。
なんで今まで根拠の無い物事にエネルギーを使っていたのかな。
今まで生きてきた中でずっとそうしてきたから癖になっているだけなのでしょうか。
感謝の気持ちは心が抱えている過去や癖を乗り越えていくのかもしれません。
その悶々とした時期は、今ではふとした気付きのために必要だった時間だったのだと思いました。
歩みは人より遅いかもしれないけれど、同じことを繰り返してなかなか変われず、もどかしく思うこともあるけれど、
今までの経験や学ばせていただいたことが、少しでも小さな一歩になりますように。
座礁して動けずに錆びて朽ちていくだけの船よりも、
人や物資を運ぶ役目を全うしている現役の船になりたい。
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Miki

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