639年かけて1つの曲を演奏するプロジェクトがドイツで進行中です。John Cage という作曲家が書いた曲を、作曲家の没後演奏家や聖職者などが解釈した結果生まれたプロジェクトということです。原曲は確か数分の曲だったはず。

動画を見つけたのですが、ひとつの音が鳴っているだけで、全く「曲」とは思えません・・・。しかし、639年というスケールで捉えるならば、これもひとつの「曲」になっているということ。今鳴っている音は曲を構成する重要な一音です。

これを人生に置き換えてみると、眼前の一見何の意味もなさそうなこと、不要ではないかと思われることも、人生というスケールで捉えてみると、もしかしたら意味のある大切な出来事なのかもしれません。世界で起きている様々な悲しい出来事も、人類の歴史にとっては意味のある出来事なのかもしれません。ヨーガのクラスで先生からそのようなことを教えていただいたのを思い出します。