サマトワヨーガ入門 2日目~ヨーガを実践する上での準備段階~

実践の道具を正しく使う

こういった指示が出されました。
”真っ直ぐ立つ ”

私心は過去の記憶から 真っ直ぐ立つ ”ということを探りはじめ感覚を引き出します。

次第に上半身の筋肉が緊張してきて呼吸が浅い事に気が付きました。自然呼吸を促されても、どのようにして窮屈な呼吸を直したら良いかわかりませんでした。

自然な呼吸が出来ない。

丁度良いタイミングで、先生から真っ直ぐ立つ”ことを改めて指示が出されました。5本の足の指、指先まで意識を向け床へ置くなど、そのように細かい部分まで指示を受け、下半身のポイント3点(くるぶし、膝、股下(内腿))を一つ一つ意識していきました。この意識を放さず、しっかり足で床を踏む。そうしてから指示は上半身へと変わっていきました。

緊張していた上半身(胸や肩のあたり)の意識が、指示とともに肩甲骨の重さ、腕の重さへと移り手の指5本に重りをつけているようにイメージするという指示で、気付けば上半身の緊張が解け、呼吸が自然な呼吸へと変化しておりました。

先程まで強引に上へ伸びようとしていた上半身の力がふーっと抜け、足でしっかりと床を踏むことによってふーっと上半身が自然に上へと伸びるような感覚と出会いました。

上へあげたければ、一方を下へさげよ。

上半身だけに意識を向けて力ずくでグイグイ上へと伸びる事を続けていると次第に地から踵が離れ、体と繋がっている心の状態も次第にそこから離れエゴがうまれてくる。まさにそのとおりだと思いました。そしてこの事からも心と体は一つであることを学ばせて頂きました。

ヨーガを実践する上で、強引に肉体を使うのではなく正しい理解、肉体の協調を持ち、続けていくことで内側の知性を少しずつ目覚めさせていく。

どこかわくわくするような気がしております。

実りのある時間をどうもありがとうございました。

(15’04.03)

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