真のヨーガ入門コース 最終日~心の正体vol.3~

この日は朝のクラスにも参加させていただきました。
午前中とても良いお天気でした。門の前で少し立ち止まっていると「お花がたくさん咲いているからどうぞ見て行ってください」とお寺の住職さんが声をかけてくれました。とても嬉しかったです。

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真のヨーガ入門コース 最終日です。

先生からの指示はこういったものでした。

「5分間 自分の内側をただ観てください」

それを聞いた私の心は「5分間」という時間をキーワードとし想像していました。体を動かしているわけでもなく何よりも早いスピードで「5分間 自分の内側をただ観る」という事を行っていたのです。それによってどこか 安心感 という感情が出て来ました。

その安心感を得た上で、私は自分の内側を観ようと試みたのです。実際、内側を観る訓練をしていない私はどのように観ていけば良いかわかりませんでしたが、呼吸があることに気付いておく事、そして肉体に起きている感覚にまず集中しました。(この事は以前、AP瞑想に参加させて頂いた際にも先生からアドバイスを頂いておりました)

1分も経たないうちです。「ゴォーーー」と音が聞こえてきました。さあ、この瞬間から私の意識は一気に外側へと移り「ゴォー」と鳴る音についてこれは何の音?と心が分析をはじめました。記憶をさぐり頭に出て来た映像が空を飛ぶジェット機でした。

私の心の質問に、脳が反応し答えを見つけ、心は納得して満足したのでしょう。

私の心は先生の声を思い出し指示の内容に戻りました。

ところが今度は遠くからサイレンの音が聞こえてくるではないですか…もう一度内側へと戻そうとした時には、時間切れとなりました。

時間間隔はあっという間でした。

結果、内側をただ観るということすら出来ません。そして心が散漫になっていくような気分もしました。ですがここでの学びは出来た出来ないということが重要ではないようです。

心の構造をわかりやすく学び、あらゆる気付き、そしてヨーガとは現在日本で多く広まっているダイエット等を目的としたエクササイズに近いヨガと言われているものや、心をリラックスさせるためのヨガなど肉体レベルのものではなく、目に見えない内側の部分、心や、肉体という衣をまとっている魂、霊的成長を高める訓練であることだと学びました。

師のブログをご紹介させていただきます。

「突如たちはだかるエゴの壁」

また、これらの学びを正しく知らないうち、つまり想像(自己流)で行うと危険な状態になることも知りました。一歩間違えると、想像や妄想の世界へと投げ出されてしまいます。

だから、ヨーガのことを知る真の師に教わる必要があるのだと学びました。
このことにおきましても師は綴っておられました。ご紹介させていただきます。

あなたに指導者は必要だ?ヨーガ導師の役割

ヨーガを学んでいく上で自分の強い意志も必要なのだと知りました。なぜならこの私の人生は私にしかないから。つまり私の行動は自分自身に責任があり、人に押し付けたり、人へ責任を負わせるものでもない。(学生時代、人の悪口を言うといつか自分に返ってくる。これと似ているように思えます)すべては自分の責任である。ヨーガの学び、つまり霊的成長においても言えることだと学びました。

真のヨーガ入門コース はじめは理解しようとして必死でノートにメモしたり、ものすごく混乱し考えました。しかし頭では理解できない道、真理の世界。頭で理解しようとしてはとうていついていけない世界であることを知り、降参いたしました。また、このゴールのない道は、陰と陽、白と黒、どちらかに偏るのではなく、その間を通っていく道なのだと知りました。

そして、私は新たに門を叩きたいと決意いたしました。

最後に、この入門コースでご一緒させていただきました先輩方よりヨーガを学んでいく上で必要な事の1つ”謙虚さ”を習う事が出来ました。この場をお借りいたしまして、ご一緒出来ましたことならびに先輩方の思いやりに心より感謝申し上げたいと思います。

ありがとうございました。